
リジーと雲の 出会いと別れを えがいた絵本。
子ども時代へのオマージュ作品です。
土曜日
リジーは、おかあさんと おとうさんと 散歩にでかけた
公園で
リジーが まっすぐに かけよるのは
雲を売る おじさん
ぶかーり ぷかり
オウム ウサギ、サカナ ゾウのかたちの 雲が ありました
でも、リジーが 選んだのは、ふつうの 雲
リジーは
その雲に ミロと なまえをつけました
ていねいに 水を かけて あげました。
おかえしに
ミロは
リジーの 花や しょくぶつに 水を かけてくれました
お天気が よい日は ミロを 散歩に 連れていきます
ミロは、おおきく なり
天井を すっぽり おおいかくすまでに なりました
ある夜
ゴロゴロと
ミロは、部屋のなかで 大雨を ふらせました
ミロが 大雨を 降らせたのは
ミロの せいでないと、リジーは 思いました
お世話の仕方に 書いてあったことを
忘れていたことに 気がついたからです
それは・・・
「ぜったい せまいところに とじこめないでください」
リジーは
ミロを 空に うかべてあげるときが
きたことが わかりました
「おっきな雲の そばにいるんだよ」
リジーが ミロを はなすと
ミロは やがて 見えなく なりました

雲が 浮かんでいる日は
リジーは
ミロのことを おもいだします
ふわふわの雲を 見つけたときは 手をふりました
もしかして それは・・・
・・・
リジーと雲との出会いと別れを描いたファンタジーです。
「くも」は、リジーが飼っていたペットの喩えかもしれません。それは、友だちかもしれません。夢であってもよいように思います。子ども時代の「出会いと別れ」の出来事と経験をとおして、子どもは、一歩ずつおおきくなっていきます。
・・・
※『リジーと雲』 テリー・ファン&エリック・ファン作、増子久美訳、化学同人 2023年 (2025/9/25)









